2017年1月~3月

ライトスタッフ(5) 2017.03.30

イェーガーの無謀な挑戦を見守るのは、相棒のリドレーと奥さんのグレニスのたった2人だけ。

世界中の人たちから注目を受けている、ロケットの打ち上げとは大ちがいです。

もちろん、イェーガーは、そんなことにはおかまいなし。

彼は、ただ、大空を支配する悪魔の面を見てやろう、あわよくば、ぶっとばしてやろうと思っているだけですから。

こうして、NF104で飛び立ったイェーガーは、世界最高のパイロットの名にふさわしく、ソ連が持つ35000メートルの高度記録をあっさりと抜き去ります。

ところが、彼は上昇をやめません。

40000メートルを超えても、まだ、操縦桿を握り続けます。

「あと少し。がんばれ、あと少しだ・・・」

そうなのです。

イェーガーは、自分も星の世界にたどり着きたかったのです。

ライバルでもあり仲間でもある、宇宙飛行士たちと同じように。

はるか上空に、うっすらと見えてくる美しい星の群れ。

本当に、もう一息で手が届きそうです。

しかし、そこで機体は、突然の出力不足に襲われ、急激な下降をはじめます。

操縦不能となった状態で、きりもみしながら落下していくNF104。

時同じくして、7人の宇宙飛行士たちは、ヒューストンでの歓迎式典に出席していますが、ドビュッシーの「月の光」に聞き入る彼らの脳裏にも、イェーガーの墜落の様がよぎります。

そして、小さな爆発音。

緊張がほどけ、静けさが戻る中、衛生兵とリドレーが乗ったジープが墜落現場を目指します。

やがて見えてくる、大破した機体とひとりの人影。

「あれ、人かな?」と衛生兵。

リドレーは、あたりまえじゃないかというふうに笑って答えます。

「そうだよ。あいつは、生きているよ」

彼らの視線の先には、イェーガーがいます。

髪はこげ、顔じゅう傷だらけ。

けれども、彼は、少しも悪びれた様子もなく、まっすぐに前を見て堂々と歩いてくるのです。

このリドレーの「生きているよ」という言葉には、とても深い意味があります。

イェーガーのように、無理だとわかっていても、あきらめずに挑戦を続ける姿こそが「生きている」ということなんだよ。

そんな、フィリップ・カウフマン監督の声が聞こえてくるようです。

世の中、思い通りにならないから、自分には才能も実力もないからって、あきらめちゃダメなんですね。

高卒パイロットの何が悪い?

ジェット機では宇宙に行けないなんて、だれが決めたんだ!!

イェーガーのように、不可能にタイマンを張るくらいのふてぶてしさが、現代には必要なのかもしれません。

最後に7人目の宇宙飛行士ゴードン・クーパーが、宇宙へと飛び立つところで幕を閉じるこの映画。

すべてのパイロットと、それを支える家族を讃えた、ビル・コンティ作曲の高らかなファンファーレが、聞く者の胸を揺さぶります。

いい映画です。

エンドクレジットが消えた後に、自分も、もう一度がんばろうって思える映画です。

そして、いつまでも涙が止まらない映画です。

見ていない方は、ぜひ、ご覧になってみてください。

ライトスタッフ(4) 2017.03.29

はじめに、この映画のすごさが、子どものころにはわからなかったということを書きました。

なぜか?

それは、伏線にあるチャック・イェーガーのストーリーが、よく理解できなかったからです。

彼は、音速突破を成功させた後も、更なるスピードアップを成し遂げていきます。

そして、そんなイェーガーが次に挑んだのが、ジェット機による上昇高度記録。

ソ連が35000メートルという世界記録を打ち立てたのを受けて、彼は、最新鋭機ロッキードNF104スターファイターに乗りこみ、離陸許可のないまま飛び立ちます。

その際、相棒のリドレーにいつものセリフを投げかけます。

「ガムあるか?1枚くれよ、あとで返すから」

リドレーも、変わらぬ答えを返します。

「よかろう!!」

これは、どれほど危険なテストに挑もうと、必ず生きて帰ってくるというイェーガーの決意と、それを信じるリドレーの固い絆をあらわしています。

でも、考えてみてください。

ロケットで宇宙まで行けるようになった時代に、ジェット機で高度記録を打ち立てたとしても、「それって、すごいことなの?」ってなっちゃいませんか?

だって、どんなにがんばっても、宇宙までたどり着けるわけではないのですから。

しかも、イェーガーは、そこに命までかけようとしているのです。

これって、どういうこと?何のために、このシーンがあるの?

生意気ざかりのクソバカ中学生だったわたしには、そこがわからなかったのです。

でも、今になって見返してみると、むしろ、このイェーガーの挑戦が描かれているからこそ、この映画が素晴らしいのだと思えるようになりました。

イェーガーは、大卒じゃないという理由だけで宇宙飛行士になれませんでした。

世の中には、そういったことがたくさんあります。

実力や才能があっても、肩書きがないと認めてもらえないというくやしさは、世の多くの人たちが経験することだと思います。

もちろん、肩書きを持つために努力するということも大切で、この映画でも、大卒という肩書きを持った宇宙飛行士たちのことも、それはそれで、とても魅力的に描いています。

ただ、わたしがいちばん印象に残ったのは、ジェット機で宇宙へ行くのは無理だとわかっていても、挑戦することには意味があるのだと、イェーガーの生きざまが語りかけてくる点なのです。

続きは、次の最終回で。

ライトスタッフ(3) 2017.03.28

さて、宇宙開発において、常にソ連に先を越されていたアメリカは、マーキュリー計画を始動させ、7人の宇宙飛行士を宇宙に送りこもうとします。

最高のパイロットを人選しようと役人たちが奔走しますが、ここで、おかしな条件がつきます。

「大学卒業の資格を持っていること」

パイロットたちは言います。

「最高のパイロットを求めているのでは?」

役人たちの答え。

「大学を出た最高のパイロットだ」

はあ??

宇宙へ行くのに大卒の学士称号が必要とは、宇宙人だって知らないでしょう。(笑)

ソ連に追いつきたくて必死なくせに、つまらないところにこだわる官僚主義は、国を越えて、時代を越えて変わらないようです。

けれども、この条件が邪魔をして、高卒パイロットのイェーガーは、宇宙飛行士に選ばれません。

だれもが認める、最高のパイロットであるにもかかわらずです。

ところが、こうした官僚主義に対して、選ばれた7人の大卒パイロットたちが、団結して対抗していきます。

そう、大卒パイロットたちだって、心はパイロット仲間であるイェーガーと同じなのです。

彼らは、常に命をかけています。

だれもやろうとしない危険なフライトに、勇んで挑むこと。

彼らは、その大切さを、学歴ではなく、心と体で学び知っているのです。

こうして、それぞれのパイロットたちは、それぞれの道で己の限界めざして訓練を重ねていきます。

やがて、ひとり、またひとりと、宇宙へ飛び立っていくパイロットたち。

次から次へと襲いかかってくる死の危険と戦いながら、アメリカの宇宙開発は、一歩ずつ着実に前進していきます。

しかし、この映画のフィリップ・カウフマン監督は、そこで「アメリカ合衆国すごい!!」みたいな安易なナショナリズムを唱えたりはしません。

その証拠に、次期大統領を狙うジョンソン副大統領を、権力に固執する徹底した道化役として描いています。

続きは、さらに次回。

ライトスタッフ(2) 2017.03.27

引き続き「ライトスタッフ」のお話です。

「大空には、悪魔がすんでいる。音の壁、サウンドバリアーだ」という名ナレーションからスタートする、この映画。

まずは、チャック・イェーガーが、ベルX-1というロケットエンジン搭載のテスト機で不可能と言われていた音速突破を試みる話が描かれます。

今でこそ当たり前になったマッハの世界は、1947年当時、絶対に超えられないものとされていたんですね。

でも、その絶対不可能と言われる領域に挑むのが、テストパイロットの宿命。

音速寸前で機体が制御不能となり、あえなく落命したパイロットたちの写真が、彼らが行きつけにしている「パンチョの店」に英雄としてはりだされます。

愛する妻や子どもを残しての悲しい葬儀がとり行われますが、そこには、悲痛な面持ちのイェーガーの姿も。

彼は、とにかく、だれよりも速く飛ぶことをおのれに課しているパイロットの中のパイロット。

大空を支配する悪魔の面を見てやろう、いや、あわよくば、ぶっとばしてやろうとするほどの極めつけの猛者です。

彼の辞書に、「あきらめ」の文字はありません。

どんなに危険なテストに挑む時だって、イェーガーは、ただただ前だけを見続け任務を全うします。

このイェーガーの奥さん、グレニスが、また、カッコいいんですよね。

男勝りに馬を走らせ、その腕前は、イェーガー以上。

それでも、そこはひとりの妻であり、母親でもあります。

彼女もまた、ほかのパイロットたちの奥さん同様、夫に対し「今日は無事に帰ってきた、でも、明日は?」といつも絶望的な不安にかられています。

しかし、彼女は、そんな自分の胸の内の苦しみをおさえて、「もし、あなたが過去の栄光にすがるようになったら、わたしは、家を出ていくわ」とイェーガーに告げるような人なんです。

「この女、すげえ!!」

おそらく世の男のほとんどが、そう唸ってしまうほど、男心のわかる魅力的な女性と言っていいと思います。

逆に、このグレニスあったればこそのイェーガーと言うこともできます。

それほど、二人は深く愛しあい、深く信じあって、おたがいを高めあっているんですね。

続きは、また次回に。

ライトスタッフ(1) 2017.03.25

古い映画の話です。

古いですが、内容は、とても現代につながっている作品です。

トム・ウルフ原作の名作「ライトスタッフ」と言えば、聞き覚えのある方も多いかもしれません。

アカデミー4部門受賞という実績からしても、名作であることはわかるのですが、これが本当にすごい映画なのだとわかるまでに、わたしは、数十年かかりました。(笑)

当時は、「スターウォーズ」や「未知との遭遇」、「エイリアン」といったSF映画全盛期。

同じ宇宙を題材にした作品でも、こちらは、史実にもとづいた内容ということもあって、地味なイメージはぬぐえません。

もっとも、実際に鑑賞してみれば、けっこうユーモアがあっておもしろい映画ですので、肩の力を抜いて楽しめます。

がっ、しかし!!

わたしは、つい最近この映画を見返してみて、涙が止まりませんでした。

いや、涙が噴水!!シャワー!!水鉄砲!!

こんなに感動できる映画だったんだ~と、今ごろになって、その素晴らしさを再認識しました。

最初に見たのは、中学生のころですもんね~。

では、簡単なあらすじを。

要は、宇宙へ行こうって話です。

アメリカのマーキュリー計画を背景に、ロケットで宇宙を目指す命知らずの男たちの物語。

こう言うと、「ああ、よくあるアメリカのサクセスストーリーね」って思うかもしれませんが、ちょっと違います。

宇宙飛行士たちとその家族の物語は、それはそれで感動的なのですが、もうひとり、チャック・イェーガーという孤独な挑戦を続けるテストパイロットの話が伏線としてあるんですね。

ううん、伏線というよりは、むしろこっちの方が本筋かもしれません。

人類ではじめて音速の壁を突破した男で、向こう見ずなところは、宇宙飛行士以上でしょう。

映画では、サム・シェパードが役を演じていますが、これがカッコいいのなんのって。

この話は長くなるので、また次回に。

シューマンに行ってきました!! 2017.03.17

前回のブログでご紹介した洋菓子店、シューマンに行ってきました!!

あまり目立たない閑静な住宅街に、西洋風のおしゃれな建物がポツンとあるので、ちょっと、びっくり。

でも、お客さんはいっぱいで、駐車場に車を止めるのが大変なほど。

やっぱり、人気あるんだ。

そう思いながら店内に入ると、うひひひっ!!

例のチーズケーキはもちろん、ほかにもおいしそうなお菓子のオンパレードじゃありませんか!!

写真のショートケーキがあまりにも美しかったので、チーズケーキと合わせて買ってきてしまいました。

ちょっと、写りのよくない画像ですが、もう、うっとりするくらい見事なショートケーキ。

食べるのがもったいない、いや、かわいそう!!・・・とか言いながら、瞬食いであとかたもなく完食してしまいました。

もちろん、お味は・・・、うううっ、うますぎるどお!!!!

まるで、早食い競争をしているかのようなマッハスピードで、わたしの胃袋に納まったショートケーキたちなのでした。

成仏しろよ、君たち。チーン。

ほかにも、色々なお菓子が目白押しで、目移りしちゃうことまちがいなしの洋菓子店シューマン。

ああ、幸せだなあ。いい店を教えてもらっちゃったなあ~。

・・・なんて、のん気にほざいていていいのかオレ!!

もう、このハリケーンのような甘いもの好きを、これ以上爆発させてどうするんですかっ??

糖尿病予備軍って言葉が頭の片隅から離れない、今日このごろなんですけど。

こええよお~。(泣)

スイーツのお店シューマン 2017.03.10

先日、人からチーズケーキをいただいたのです。

チーズケーキ、みなさんは、お好きですか?

わたしは、きらいというわけではありませんが、あえて、食べようとは思わないんです。

そもそも、チーズがスイーツってところが受け入れがたくって・・・。

チーズ自体は好きなんですけどね。

で、いただいたチーズケーキなんですが、上下の表面が、なんとまっ黒!!

ココアビスケットということですが、イカ墨みたいで、なんかまずそうだなあ~なんて思いながらも、とりあえず一口。

えっ?

えええっ???

思わず、鼻水たれました。

たしかに、味はわたしのきらいなチーズケーキ。

でも、なんで??う~っ、うまいやん!!これ!!

滝のように、よだれもたれました。

いやあ、こんなにおいしいチーズケーキ初めて食べました。

もう、これは、チーズケーキの夜明けって感じ。

2001年宇宙の旅に出てきたモノリスという石板のように、地球をバックにした巨大なチーズケーキがわたしを包みこむうっ!!

やっぱり、チーズケーキという名前だけで判断してはいけませんね。

お許しください、チーズケーキ様。

もう、二度とあなたのことを好きじゃないなんて言いません!!

このチーズケーキ、地元にあるシューマンというお店のオリジナル商品。

写真を撮っておけばよかったのですが、そんな頭はこれっぽっちもなく、けだもののように、ひたすら食い続けてしまいました。

ごちそうさま~。げっぷ。

こんなおいしい洋菓子を作るお店が、身近な場所にあったなんて驚きです。

今度、絶対買いにいこっと!!

ちなみに素敵なホームページがあったのでURLをのせておきます。

静岡市に在住の方は、ぜひ、行ってみてください。

 

http://www.chouman.jp/

ドレミさんのブログを読んで H29.03.03

更新が遅くなってすいません。

前回まで「姫ちゃんのリボン」を熱く語りすぎてしまったため、疲れてしまいました。(笑)

以前、このブログでご紹介したクラウンのドレミさんのブログを拝見していたら、仙台市や女川町、石巻市の小学校をはじめとした施設への慰問の話が出ていました。

なるほど、被災した人々への慰問とくれば、クラウンのみなさんなら、その力を余すところなく発揮できるはず。

それぞれの分野で、ちゃんと社会貢献されているんだなあと感心してしまいました。

しかし、毎年訪れていたという仙台市立東六郷小学校は、廃校になってしまうそうです。

やはり、震災の影響は、まだまだ尾を引いているんですね。

先日も、東北地方を大きな地震が襲ったばかりだし。

ところで、わたしの住んでいる静岡は、昔から東海地震が来ると言われてきた日本で最も危険な場所。

現在は、東南海地震とさらに大きなくくりとなって、その発生が危惧されています。

そのせいか、静岡県民は、とても防災意識が強いと言われているみたいです。

東日本大震災の後に震度6クラスの地震があったときも、市民が冷静に行動していたということなのですが・・・。

う~ん、わたしに限って言えば、ちがうなあ。

パニックにはならなかったけど、その逆。

動けなくなっちゃっうんですよねえ、前置きなしに地面が揺れると。

だから、見た目には冷静に見えるかもしれないけど、内心では、ギャア~ッな状態なのです。

それに、震度6とは言っても、津波が来たわけではないですからね。

東日本大震災とは、比べられないと思います。

いずれにしても、東北の人たちの粘り強さはすごいですね。

逆境の中でも、へこたれずに前を見続けている姿には感銘を受けます。

わたしも、自分にできる形でエールを贈り続けたいと思います。

姫ちゃんのリボン(4) 2017.02.22

「姫ちゃんのリボン」のお話も今回で終わりです。

姫ちゃんは、魔法のリボンを使って他人に変身することで、それまで気づくことのなかった大地の心にふれていきます。

大地だけではありません。

姫ちゃんのことを心配するエリカの心や、お父さん、お母さんの心。

いっちゃんや愛美といった、仲よしのクラスメイトたちの心。

いつも怒ってばっかりだけど、本当は、生徒や家族のことを大切に思っている五利先生の心。

姫ちゃんは、自分のまわりにいる人たちが、何を見て、何を考え、どんな人生を送っているのかを知っていきます。

そして、それぞれが、自分にとってかけがえのない大切な人たちであることに気づいていくのです。

やがて、エリカの観察日記の修行が終わりを告げる時がやってきます。

修行が終わるということは、リボンを返し、エリカとお別れをしなければならないということ。

そして、大切にしてきた、ぬいぐるみのポコ太と話ができなくなってしまうということ。

月夜の晩に、静かに姫ちゃんの前に降り立ったエリカは、「こんな思いをするくらいなら、最初からこんな修行なければよかったのに」と泣き出してしまいます。

けれども、姫ちゃんは泣きません。

「いつまでも悲しい顔をしていたら、いろんな思い出まで、みんなつまらないものになっちゃうよ」と、エリカをはげまします。

さらに姫ちゃんは、ポコ太を魔法の国へつれていってあげてほしいとエリカに頼みます。

魔法の国へ行けば、ポコ太は、姫ちゃんがリボンをつけている時と同じように生きていくことができるからです。

もちろん、ポコ太は姫ちゃんと別れるのをいやがりますが、姫ちゃんは聞き入れません。

本当は、さびしくて悲しくてどうしようもないのに、ポコ太の心を知った姫ちゃんは、ポコ太がいちばん元気にしていられる方法を選ぶのです。

こうして、エリカやポコ太と別れた姫ちゃんは、いつもの学校生活に戻っていきます。

翌日、登校途中で、リボンを返してしまったことを、あっけらかんと大地に話す姫ちゃん。

学校での姫ちゃんは、今までと同じように、元気いっぱいなそぶりをしているのですが・・・。

最後は、ぜひぜひ原作を読んでみてください。

洪水のような涙であふれかえること、まちがいなしですから。(笑)

ただ、これだけはどうしても言っておきたいので、ひとつだけお許しください。

物語の序盤で、「心が変身できるリボンがあればいいのにね・・・」と泣いていた姫ちゃん。

でも、エリカからもらった魔法のリボンは、やっぱり、姫ちゃんの心を変身させているんですね。

姫ちゃんは、リボンを通してたくさんのことを学び大きく成長していきます。

おてんばは相変わらずだけど、物語が終わりに近づくにつれて、愛子お姉ちゃんとはまたちがった素敵な女性になっているのです。

姫ちゃんは、姫ちゃんらしく。

そして、自分は自分らしく。

物語を読み終わった時に、そんなふうに読者に思わせてくれる作品だからこそ、「姫ちゃんのリボン」は、今なお人々の心を引きつけるのだと思います。

読後感が、少女マンガというよりは、児童文学の傑作のようなおもむきのある「姫ちゃんのリボン」。

少女マンガの最高傑作と位置づけているのは、けっして、わたしだけではないと思います。

姫ちゃんのリボン(3) 2017.02.21

前回、魔法のリボンを使って他人に変身することで、姫ちゃんが自分以外の人の心に気づくようになったというお話をしました。

このことに関して、ひとつのエピソードをご紹介します。

まだ、姫ちゃんがエリカからリボンをもらって間もないころ、あこがれの愛子お姉ちゃんに変身した姫ちゃんは、それとは知らない支倉先輩から告白をされてしまいます。

もちろん、先輩が告白したと思っているのは、姫ちゃんではなく愛子お姉ちゃん。

でも、支倉先輩のことが大好きだった姫ちゃんは、大きなショックを受けてしまいます。

愛子お姉ちゃんは、妹の姫ちゃんから見ても、美人で気立てがよくて「女の鏡」のような人。

それに引きかえ、姫ちゃんは、初対面の大地から男の子とまちがわれてしまうほどのおてんばな女の子。

支倉先輩が、姫ちゃんではなく、愛子お姉ちゃんのことを好きになるのは当然すぎるくらい当然のことなのでした。

それで、姫ちゃんは、幼いころから大切にしてきたぬいぐるみのポコ太(と言っても、姫ちゃんが魔法のリボンをつけている間は、人間と同じように会話することが可能)に打ち明けます。

「心が変身できるリボンがあればいいのにね・・・」

これは、ベッドに顔をうずめた姫ちゃんが、涙を流しながら語る序盤の名シーンですが、ここで一気に姫ちゃんに感情移入してしまったという読者も多いはず。

そうなのです。

魔法のリボンが他人に変身できるのは、あくまでも外見だけ。

中身の心は、もとの姫ちゃんのままなのです。

このことがどれほど深い意味を持っているかは、その後、作品の随所に現れてきます。

最も重大な事態に直面したのは、クラスメイトの日比野ひかるに変身した姫ちゃんが、時間切れでもとに戻れなくなってしまった時。

人間界に降りてしまったことで、魔法の力を取り上げられてしまったエリカや大地にはげまされながら、危機を乗り越えようともがく姫ちゃん。

この時、エリカは姫ちゃんのお父さんやお母さんを心配させないため、自らカッターで髪を切り姫ちゃんになりすまします。

でも、どんなにあがいても、姫ちゃんの外見はひかるのままです。

「そんなふうに、じっと見ないでよっ!!わたし、日比野さんの姿だもん!!」

と、大地の前で自暴自棄になってしまう姫ちゃん。

けれども、大地は変わらないんですね。

外見がどうあっても、「おまえは、野ノ原だよ!!どんな姿でも!!」と言い切る。

ここで、大地が姫ちゃんの容姿だけでなく、心をどれほど大切に思っているかがわかります。

う~ん、やっぱ大地はカッコいいな~。

この続きは、またまた次回。

姫ちゃんのリボン(2) 2017.02.20

「姫ちゃんのリボン」の2回目です。

この小林大地なる人物ですが、姫ちゃんが魔法を使えることを知っている唯一の人間になります。

魔法のリボンには、2つの制約があって、ひとつは変身できる時間に限りがあり、それを過ぎてしまうと、もとの姿に戻れなくなるというもの。

こ、こわいっ。こわすぎます、この設定。

もうひとつは、魔法のリボンの秘密をだれかに知られたら、関係するすべての人間からリボンの記憶を消し去ってしまわなければならないというもの。

つまり、エリカのことも忘れてしまうというわけなんですね。

これも、厳しいルールです。

おてんばで後先かえりみずに行動をおこす姫ちゃんは、この2つのルールに終始悩ませられることになります。

でも、いつも大地に助けられて、困難を克服していくわけですが、その過程で2人の距離が接近していくというのは、少女マンガの王道と言っていいでしょう。

姫ちゃんと大地の関係は、見ているこちらがじれったくなってしまうほどピュアで汚れがありません。

そこがこの作品のいちばんの魅力であることはもちろんですが、もしもそれだけのキャラクターで終わっていたなら、「姫ちゃんのリボン」は、少女マンガのカテゴリーを越えて一般から支持されることはなかったと思います。

この作品を読んでいて感じるのは、主人公たちの恋愛感情と同じくらいの位置づけで、家族のこととか友達のこととか、さらには、学校の先生ことまで丹念に描かれているという点です。

「姫ちゃんのリボン」が、大人をも魅了する地に足の着いた作品に仕上がっている理由は、ここにあります。

姫ちゃんは、魔法のリボンの力を使って、さまざまな人たちに変身をします。

それは、変身した他人の目線に立つということで、それによって、ふだんは気づかなかった自分以外の人たちの心に気づいていくことになるのです。

この続きは、また次回に。

姫ちゃんのリボン(1) 2017.02.19

さてさて、「姫ちゃんのリボン」についてのお話です。

原作は、水沢めぐみ先生。

「りぼん」全盛期を代表する少女マンガ家のひとりで、よく「星の瞳のシルエット」の柊あおい先生とライバルのように比較されます。

なんて、実際には大の仲よしのお二人らしいのですが、作風の特徴として、嫌味のないあたたかなストーリーやキャラクターが共通していると言っていいでしょう。

「姫ちゃんのリボン」も、女性らしいやさしさに満ちていて、主人公が様々な問題にぶつかるにもかかわらず、安心して先を読み進めていけるという作品としての安定感があります。

かんたんにストーリーを説明すると、中学生の「姫ちゃん」こと野ノ原姫子が、ある日、自分と顔が瓜二つの魔法の国のお姫さまエリカから、この世界に存在している人ならだれにでも変身できる魔法のリボンをもらうところからはじまります。

エリカは、魔法の国の王位継承のための試験のひとつとして、人間界に必ずいる自分とそっくりな女の子に魔法のリボンを渡して一年間の観察日記をつけなければならないのです。

はじめは半信半疑だった姫ちゃんでしたが、鏡の前で呪文を唱えると、なんと、あこがれの愛子お姉ちゃんに変身。

ここから、リボンの力に味をしめた姫ちゃんのドタバタ悲喜劇がまきおこっていきます。

大好きだけど、どうしても告白ができない支倉先輩。

とにかくパワフルで、姫ちゃんの天敵となる日比野ひかる。

そして、はじめはいやなやつだと思っていたけれど、しだいに心引かれていく小林大地。

それぞれ、本当に魅力的なキャラクターがたくさん出てきて、物語に広がりを持たせています。

でも、やっぱり、少女マンガですからね。メインとなるのは、姫ちゃんと大地の二人です。

大地は、学校一のやんちゃ者ですが、その見かけの雰囲気とは裏腹に、とても人思いでやさしい面があります。

おてんばな姫ちゃんを、さり気なく見守っているところに男らしさが出ていて、女子にとっては胸キュンなんだと思います。(笑)

もっとも、男から見てもカッコいいやつだと思いますけどね。

この続きは次回に。

250万乙女のときめき回廊 at TOKYO SKYTREE 2017.02.13

今、東京スカイツリーでおもしろい企画をやっています。

その名も「250万乙女のときめき回廊 at TOKYO SKYTREE」。

これは、1980年代から90年代にかけて大ヒットした少女マンガ雑誌「りぼん」で連載されていた人気作品の体験型の展示イベント。

当時、小中学生だった女性ならだれでも知っている人気マンガの世界を様々な形で体感させてくれるそうで、ファンにとっては懐かしさとときめきに満ちた涙ものの企画となっています。(笑)

えっ?なんで、おまえが少女マンガの話なんかするのかって?

みなさん、ご存じないかもしれませんが、児童文学やってる人間って、けっこう少女マンガ読んでますよ。

児童文学作家に限らず、あの宮崎駿監督をはじめとする超一流のアニメ監督たちも、少女マンガを普通に読んでいるそうです。

その証拠に、柊あおい先生の「耳をすませば」がジブリで映画化されているでしょう?

少女マンガは、根っこのところで児童文学と深い関係にあります。

かつて児童文学ファンタジー大賞で、わたしの作品が最終選考に残ったときも、審査委員長の故河合隼雄先生から少女マンガとの比較による講評をいただきました。

というわけで、思い切って、と言うか開き直って、わたしの大好きな少女マンガについて語りたいと思います。(笑)

もう、やぶれかぶれで語りつくしたい、その作品名は・・・。

水沢めぐみ先生の代表作、ひっひっ「姫ちゃんのリボン」です!!

あっ、そこのあなた、笑いましたね?

いや、笑えるものなら、コミックスを読んでみてください。

笑いもいっぱいあるけれど、ほぼ確実に泣けますから!!

「姫ちゃんのリボン」については、話したいことが星の数ほどありますが、わたしは、この作品こそが少女マンガと児童文学の最も重要な架け橋になっていると思っています。

この話は長くなるので、次回から連載したいと思いま~す!!

お楽しみに!!

信州児童文学会創立60周年記念誌 2017.02.05

信州児童文学会から創立60周年記念誌が発刊されました。

50周年記念誌発刊以降の10年間にわたる、信州児童文学会の貴重な記録を収めた出版物に仕上がっています。

わたしも、少しばかりの寄稿をさせていただきましたが、ここのところ、「とうげの旗」に何ら投稿していないので、申し訳ない限りなのです。

今年は、短編児童文学と童話、それぞれ1作品ずつを何かの形にしたいと思っていますが、やっぱり、信州児童文学会を抜きにしてわたしの存在はないので、「とうげの旗」への投稿にもチャレンジしないとな~。

もっとも、投稿したとしても、作品のレベルが出版化に耐えうるものでなければ、掲載はしてもらえません。

だから、ついつい気後れしてしまうのです。

おいらって、恐がりだからなあ。

石橋をたたいて渡らないタイプ。

そして、たたいた石橋がくずれていくのを見て、「ああ、やっぱり渡らなくてよかったあ」と喜んでしまうタイプ。

みなさん、人生、これじゃあ何も始まりません!!

せっかく生まれてきたんだから、できるできないは別として、挑戦だけはしてみないとつまらないですよね。

ともあれ今回の60周年記念誌は、信州児童文学会の激動期であったこの10年の歩みを記した、資料的価値の大変高いものとなっています。

編集に尽力された諸先生方に、一会員として心より感謝申し上げます。

全日本卓球選手権大会 2017.01.25

今年の全日本卓球選手権大会、女子シングルスで、あの石川佳純選手を破る新鋭が現れました。

山梨県出身の16歳、平野美宇選手です。

いやあ、とうとうという感じですね。

だって、石川選手も、17歳の時に福原愛選手を破って、全日本卓球選手権大会で優勝しているわけですから。

スポーツの世界って、ほんと過酷。

ちょっとした要因で、百戦錬磨のベテランも、あっという間に新人に食われてしまいます。

もっとも、石川選手だって、まだまだ成長過程の選手ですから、これからの両者の戦いに目が離せません。

楽しみだな~、東京オリンピック。

シングルスで代表に選ばれるのは、たったの2名。

その他の新人も、ここのところ、メキメキと頭角を現してきているので、何がおこるかわかりません。

人によって、成長のスピードも時期もちがいますからね。

そうそう、最近ちょっと調子が上がらないけれど、リオオリンピックに出場した伊藤美誠選手のことも応援してますよお。

なんてったって、静岡県出身だもんね~。

ともあれ、早く豊洲市場の問題、解決しないかなあ。

環状2号線の建設が遅れて、オリンピックに影響が出ないか心配です。

アスリートファースト、よろしくっ!!

寒すぎます~!!(泣) 2017.01.16

毎日、寒いですね~っ。

朝、ふとんからはい出すのが、辛いのなんのって。

天気予報で雲の動きを見ると、まるで冷凍庫の中みたいになっていて、余計に辛くなります。

でも、静岡は雪が降らないから、この地で寒い寒いなんて嘆いていたら、他県の人から怒られてしまいそうですね。

そう、静岡って、意地でも雪が降らないんです。

ほんと、意地でもって感じ。

「ここは、海から吹く風様に守られておるからの」という、ナウシカのおばあちゃんのセリフがぴったりです。

そんな静岡ですが、やっぱり、こういう時は、あったかい食べ物がいちばん。

それに、あったかいお茶もいちばん。

静岡は、お茶がとてもおいしいので、そのまま飲んでも、お茶漬けにしても、ベリーグッドなのです。

あっ、そうそう。

お茶漬けって、すごく体があったまりますよ。

はっきり言って、鍋よりあったまります。

なんでかな~。

いっしょにご飯をかきこむからかなあ。

ああ、お茶漬けのり食いたくなってきた~っ!!

東京駅八重洲地下街 2017.01.07

お正月に千葉にある姉の家に招かれて、行ってきました。

その際、東京駅へ遊びに出かけたのですが、最近の東京駅とその周辺って、すごい観光スポットになっているんですね。

とくに八重洲口の地下街が、人であふれかえっていました。

写真を撮りたかったのですが、あまりにも混雑していて断念したくらい。

色々なお店が並んでいるのですが、その中でも目を引くのがキャラクターストリートと呼ばれる一画。

各テレビ局やメーカーなどのアンテナショップがずらりと軒を連ねていて、見ているだけでも楽しいです。

さすが、東京!!

静岡とちがって、作るものの内容がちがうなあ。

ちなみに、わたしは「ヒルナンデス」で紹介されたというマシュマロのお菓子を買って帰りました。

家で食べてみたら、これがうまいのなんのって。

マシュマロとクッキーをチョコで包んであるのですが、なるほど、テレビで紹介されただけのことはあります。

さすが、東京~っ!!

静岡とちがって、食べ物もちがうんだなあ~。(泣)

やっぱり、この街はおもしろい!!

あらためて東京の楽しさを認識した一日でした。

新年に思うこと 2017.01.01

皆様、お元気でしょうか?

なんだか、まったく年末年始の実感がないまま、いつのまにか年が明けてしまいました。(笑)

この正月気分が、年々なくなってきているのって、ちょっと寂しいですよねえ。

わたしの子どものころは、正月と言えば、本当に正月って感じで、羽子板ついたり、福笑いやったりしてました。

小学校の途中でゲイラカイトが世に出て、みんなで競うようにあげていた記憶もあります。

あれって、昔からある日本の凧よりあげやすいんですよね。

でも、現代は、凧あげをする子どもの姿を見かけることは、めっきり少なくなりました。

かわりに、正月にハングライダーで飛んでいる大人は見かけますけどね。(笑)

まあ正月気分が薄らいでいった最大の原因は、コンビニの存在でしょう。

年末にわざわざ食料の買いだめをしなくたって、よくなったわけですから。

そう、昔はスーパーを含めあらゆる商店が三が日を休んでいたんです。

今では、考えられないですけどね。

だから、ちゃんと年末に食べ物を買いこんでおかないと、正月早々、餓死することになります。(笑)

ある意味、こわい時代だったなあ。

さてさて、今年も美和の里児童文学館は続きます。

ブログも、今まで通りのんびりと更新していきますので、よろしくお願いいたします。

いや、もう少し急げよってか?(笑)

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