日本児童文学者協会


日本児童文学者協会は、戦時中に戦争賛美の作品を書いた児童文学者が出たことへの反省と、表現の自由を守り平和を維持していくことへの固い決意から1946年に結成されました。

1949年には、初代会長に小川未明氏を選出。

その後、「日本児童文学」の隔月発行、書籍の編纂、講座の開設、研究会やセミナーの開催、文学賞の創設などを通して日本の児童文学界をリードしてきました。

さらに世界の児童文学者との国際交流や、著作権問題への取り組み、子どもの権利と平和を守るための声明発表など、多岐にわたる活動も行なっています。

会結成の基本方針は、以下の通りです。

①民主主義的な児童文学を創造し普及する。

②文学によって児童の創造的な思考と欲求とをよび起こす。

③児童文学の社会的地位を確立するために努める。

④児童文学の思想・表現の自由を守り、その生活権の擁護に努める。

⑤内外の民主的な文化運動と提携する。

2012年、公益法人制度改革に伴い一般社団法人に移行。

代表者は、会長から理事長に変更されました。